メンバーを知るための手段

いろいろあると思いますが、2007年2Qから実施しているのが「ヒアリングシート」。(現在も継続中)

向上心のレベルや精神状態は人により違います。そして向上心は人により持続できる期間が違います。集中力の継続も人により差があります。そういったメンバーの状態を常に正しく把握することは大事。そのための1つの手段として実施しているものです。

それなりに効果はあったと思っています。これは会社としての取り組みではなく私の部のみの取り組みです。
3ヶ月に1度(Q単位)に実施し、これを元にメンバーひとりひとりと面談しています。

これからも継続できるよう備忘録としても記載しておきます。また他にもいろいろと独自にチャレンジ、継続している取り組みがあるのでそれは内容と効果は後日記載予定。

結果として、一例ですが、以下のようなことを得ることができました。

  • 意外な一面を発見
  • 直接は言えないことを伝えてくれた
  • やりがいを感じている箇所・喜びを感じる箇所、ストレスを感じている箇所の傾向が見えた
  • 理論派、行動派などの大まかなタイプが分かった
  • 見えない努力を発見
  • 私の思い込みで接していた点を発見

結果から私自身の思い込みの危なさ、相手を知ることの大切さを改めて痛感→ひとりひとりの接し方のヒントを得ることができています→当面継続。

当然ですが、普段からのコミュニケーション、何でも書いてもらうための準備・関係を構築している、その継続が前提。
項目は以下の通り。内容はとっても簡単。こんなんで何が分かるの?と見えるかもしれませんが。回答に対する制約は付けずにメンバーから私だけへの提出を依頼。非公開を約束。

1. 強みについて
  1.1 ここ3ヶ月で、仕事が一番楽しかったのはいつか?
    ・そのとき何をしていたのか?
    ・なぜそれがそんなに楽しかったのか?
2. 弱みについて
  2.1 ここ3ヶ月で、仕事が一番つらかったのはいつか?
    ・そのとき何をしていたのか?
    ・なぜそれがそんなにつらかったのか?
3. 引き金について
  3.1 いままでで一番うまくいった上司との関係は?
    ・なぜうまくいったのか?
  3.2 いままでに褒められたり、認められたりしたなかで一番心に残っているのは?
    ・その内容は?
    ・なぜそれほど心に残ったのか?
4. 独自の学習スタイルについて
  4.1 これまでの仕事で、一番何かを学んでいると思ったのはいつか?
    ・そのとき何をしていたのか?
    ・あなたにとって一番の学習スタイルは?

この取り組みのヒントになったのは http://d.hatena.ne.jp/muromi/20070414/p1