[Books]目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント

CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント

CD‐ROM付 目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント


詳細な要点は http://d.hatena.ne.jp/ooolong/20070415 に細かく記載されていますので
そちらを参照ください。

「プロジェクトマネジメントはコミュニケーションである」とシンプルな
入り方から、「学生症候群=一夜漬け虫」「サバ読み虫」「マルチタスク虫」
「丁寧な仕上げ虫」「隠れサバ読み虫」など独自の言い回しで、難しい言葉を使わずに
説明されており、非常に分かりやすい。図や語句説明が豊富でとっても分かりやすいです。


以下、プロジェクトマネジメントにおいて非常にパワフルな言葉。コーチングとしても
使える。

「目的はなんですか?」
「成果物はなんですか?」
「成功基準はなんですか?」
「この直前に行うことはなんですか?本当にそれだけですか?」
「本当にギリギリ納期ですか?」
「あと何日かかる?」
「もし,問題があるとしたら何がある?」
「それは事実ですか?」
「それはなぜですか?」


PJリーダは必ず読むべき1冊。


個人的にすぐに使えそうと思うツールの一部を紹介。
実際にはもっとたくさんあるので、興味がある人は読んでみてください。

スケジュール策定

各個人にバッファを考えさせたり、サバを読ませるのではなく、
”親方バッファ”で守る。


サバをとるさいの手法「科学的サバ取り段取り」や「科学的段取り八分」
「科学的どんぶり勘定」など非常に役に立つ手法がたくさん説明されています。
具体的に線を引く際の手順なども説明されています。

進捗管理

進捗をはかるさいは「進捗率」ではなく「あと何日」で管理する。
率で管理していた非常に良く発生する事象が、「90%までは簡単にいくが、残りの10%がそれまで以上にかかることが多い。=90%症候群」。
これにより、各個人もスケジュールに対する意識が強くなるし、遅延も早めに
察知することができるなどの効果がある。

課題管理

「問題ある?」だけではなく、「もし問題がおきるとすれば何が考えられる?」
など、質問を工夫する必要がある。

正しい回答を得たければ正しく質問をしなさい。

などなど。