ソフトウェア見積り―人月の暗黙知を解き明かす

ソフトウェア見積り

ソフトウェア見積り

見積り誤差の原因や「良い」見積りの定義、そして見積り技法など説明されています。
いくつか調べた本の中でこれだけ体系立てて網羅しているものはなかった気がします。


第1部では、良い見積もりとはなにかの考察が行われる。見積もりとターゲットとコミットメントが異なるものであることを最初に示し、様々なデータを元に見積もりに対する考察を行う。その中で良い見積もりと適切なプロジェクトコントロールは不可分のものであるというメッセージが度々語られている。
第2部では、プロジェクトの規模や種類、ステージに応じた具体的な手法がまとめられている。
第3部では規模、工数、スケジュールなどのそれぞれの見積もりごとの手法と課題がまとめられている。

開発者の見積もりを削ってはいけない。なぜなら、既に十分に楽観的すぎるからだ。


(尊敬する友達のBlogからパクリ・・・)

それでも、上の人からすると見積が必要以上にでかすぎるように写ることが多く、削られることが多い。
これは、見積った側の根拠が甘いからだということにして、前向きに改善していくしかない・・・